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お茶の紹介
発酵で変わるお茶の味わい
お茶の味わいは発酵度合いで大きく異なります。緑茶は苦味が少なく香り高く、紅茶は深い味わいや豊かな香りが楽しめます。
ウーロン茶は中間的な味わいで飲みやすいと評価されます。発酵度合いの違いによって、お茶はそれぞれ独自の味わいを持ちます。
発酵度が低い
発酵度が高い
微生物による
発酵
緑茶りょくちゃ
白茶しろちゃ
黄茶きちゃ
青茶あおちゃ
紅茶こうちゃ
黒茶くろちゃ
緑茶
白茶
黄茶
青茶(ウーロン茶)
紅茶
黒茶
ジャスミン茶
ルイボス茶
01
緑茶GREEN TEA
不発酵茶
生産量、消費量が一番多いお茶です。
ほぼ釜炒りで作られており、茶葉は緑色となります。
発酵の度合い
例えられる香り
豆、草
代表銘柄
龍井茶(ロンジンチャ)、碧螺春(ピロチュン)、緑牡丹(リョクボタン)、 黄山毛峰(コウザンモウホウ)
02
白茶WHITE TEA
弱発酵茶
茶葉が芽吹いて白毛のあるうちに採取し、少しだけ発酵し自然乾
燥させたお茶です。
発酵の度合い
例えられる香り
くだもの
代表銘柄
銀針白毫(ギンシンハクゴウ)、白牡丹(パイムータン)
03
黄茶YELLOW TEA
弱後発酵茶
荒茶製造工程中に軽度の発酵をさせたお茶です。
発酵の度合い
例えられる香り
くだもの、木
代表銘柄
君山銀針(クンザンギンシン)、蒙頂黄芽(モウチョウコウガ)
04
青茶(ウーロン茶)OOLON TEA
半発酵茶
烏龍茶で有名なお茶です。「青茶」と呼ばれるのは、発酵部分の褐色と不発酵部分の緑色が混じり合い、青っぽく見えるからです。
発酵の度合い
例えられる香り
花、草、くだもの、実、木、薬、乳
代表銘柄
大紅袍(ダイコウホウ)、凍頂烏龍(トウチョウウーロン)、文山包種(ブンザンホウシュ)、鉄観音(テツカンノン)、武夷岩茶(ブイガンチャ)、黄金桂(オウゴンケイ)、水仙(スイセン)、色種(シキシュ)
05
紅茶BLACK TEA
発酵茶
中国産「紅茶(ホンチャ)」は、世界中で流通している紅茶の元祖。代表的な「祁門」はダ-ジリン、ウバと並ぶ世界三大紅茶のひとつ。緑茶に次に生産量が多いお茶です。
発酵の度合い
例えられる香り
くだもの、花
代表銘柄
祁門(キーモン)、正山小種(ラプサンスーチョン)
06
黒茶DARK TEA
弱発酵茶
完成した茶葉に微生物を植え付け、発酵させたお茶です。長期保存ができることから、年代物には高い価値がつき、ティーコレクターに人気です。
発酵の度合い
例えられる香り
薬、木
代表銘柄
普洱茶(プーアールチャ)、六堡茶(ロッポチャ)
07
ジャスミン茶JASMINE TEA
特別な加工による分類
茶葉とジャスミンの花を交互に積み重ね、茶葉に花の香り付けを移したお茶です。
ジャスミンの花は香りが強く長く持つことから、花茶の中でも人気が高く、花茶生産量の約80%を占めています。中国では「茉莉花(まりか)」と呼ばれ、何種類もある花茶の中でも“クイーン”に例えられるほど人気です。
※花茶:緑茶や白茶、青茶などに花や果実を混ぜ、着香したフレーバーティー。
08
ルイボス茶ROOIBOS TEA
特別な「紅茶」
南アフリカのセダルバーグ山脈一帯にのみ自生する針葉樹様の葉を持つ低木。この葉から作られる飲み物を「ルイボス茶(ルイボスティー)」と呼びます。
気温差30度以上の環境で育つため、ミネラル、ポリフェノールが多く含まれています。紅茶のように赤く発色し、特有のまろやかな味で飲みやすい健康茶です。南アフリカで年間12,000トンが生産され、半分が輸出されています。
ルイボス茶は、現地では rooibos tea もしくは bush tea の名で、また、イギリスでは redbush tea、South African red tea、red tea などの名で呼ばれている。近年は日本でもコンビニエンスストアなどペットボトルやパック入り飲料として売られ、一般化してきている。
茶は紅茶のように赤く、ほのかに甘みがある。カフェインを含まず、タンニン濃度はごく低い。一部のハーブティー同様ピロリジジンアルカロイドを含む。